おせいの映画への誘い

おせいの映画への誘い

『グッドフェローズ』

おせいです。9回目。今回紹介するのは、『グッドフェローズ』です。 おそらくだけど、マーティン・スコッセシ監督の最高傑作じゃないかしら。 アカデミー賞を獲った『ディパーテッド』よりも百万倍の名作よ! 助演男優賞を獲得したジョー・ペシロバート・デ・ニーロも良い。けど、主人公のヘンリー・ヒルを演じたレイ・リオッタが抜群なの! 10代、20代には見えないけど、それはご愛嬌よ。 スコッセシの音楽センスを堪能できる作品で、彼に匹敵するセンスの持ち主はタランティーノくらいかしらね。 『ゴッドファーザー』がマフィアを厳格的に描いた映画なら、この映画はマフィアをご近所感覚で描いているの。その方が身近で怖いんだけどね。 2時間越えの作品だけど、おもしろいから長さを感じないわよ。 観なさい! 

『ユージュアル・サスペクツ』 (1996年日本公開)

おせいです。8回目。今回紹介するのは、『ユージュアル・サスペクツ』です。ハリウッドにしては低予算で作られながら、アカデミー脚本賞とアカデミー助演男優賞を獲得しているの。 そう、物語がおもしろいのよ! 「カイザー・ソゼ」という伝説的なギャングは誰なのか? で、話は進んで行くんだけどね・・・。 この作品で、狂言回し的な役をしていた助演のケヴィン・スペイシーが上手いのよ! 『アメリカン・ビューティー』の時よりも全然良いわよ! 何の先入観も無しに見ないとダメな作品なので、とりあえず・・・観なさい!

『ターミネーター2』 (1991年公開)

おせいです。7回目。今回は『ターミネーター2』です。 1作目がいいと言う人が多いが、おせいは2作目が断然好き。 1作目の方が脚本はいいけど、製作費がなさすぎで、B級感が否めないのよ。 未来を左右する戦いなのよ! 敵が液体状から変化するくらいの、ビルが爆発されるくらいのスケールがないとね。 シュワちゃんの衣装なんかも洗練(1作品目が単にダサいだけ)されてるし、リンダ・ハミルトンも洗練されてるし(マッチョなヒロインへと変貌してる)。 今見ても色褪せないVFX技術を堪能してちょうだい! 観なさい!

『ボーン・アルティメイタム』 (2007年公開) 

おせいです。6回目。今回紹介するのは、『ボーン・アルティメイタム』よ。『ボーン』3部作の最終章で、いいわよね? 続編を作らないでよ、トニー・ギルロイ! ま、よくあることよね。 『ボーン』シリーズの最大の功労者は、ポール・グリーングラスよ。 1作目が内容的には1番おもしろいのに、ダグ・リーマンの演出のせいで寝たわよ! ミニでのカーチェイスがスローなのよ! 格闘シーンがユルいのよ! その点をポールがドキュメンタリー的な手法で迫力あるシーンにしたわよ。 ドキュメンタリー的だから、「画面に酔う」とか、「画面が見づらい」なんてクレームがあるけどね。 前作の『ボーン・スプレマシー』は、そのうち紹介したいと思います。 冒頭のロンドン・ウォータールー駅での頭脳戦を見たら、あなたはこの映画の虜になるはずよ。 モロッコのタンジェ(タンジール)のチェイスで、『ボーン』シリーズを全作見たくなり、気づいたらTSUTAYAに行ってるわ。 観なさい! 

『私をスキーに連れてって』 (1987公開)

おせいです。5回目ね。今回紹介するのは、『私をスキーに連れてって』よ。 おせいが1番大好きな日本映画です。 この映画が1番だと言うと、黒澤映画じゃないの? 小津映画じゃない? なんて、映画通ぶってるのが言いそうだけどね。 おせいは映画の重要な要素のひとつに〈音楽〉があると思うのね。 この映画、全編[ユーミン]なの! 喜怒哀楽を同じアーティスト、[ユーミン]の曲だけで成立させてるのよ! 知世ちゃんや三上くん以外の俳優も脇で良い味出してるし、クスクス笑える脚本も良い。 それに初監督作だったので、テクニックに逃げれなかった馬場監督の演出が良い方に作用してるのよ。 あなたの人生観や生き方を変えるような崇高な映画じゃないけど、落ち込んだ時や失恋した時や、もちろんスキーに行きたくなった時に見たい映画なのよ。 観なさい!

 

 

『プロジェクトA』 (1984年日本公開)

おせいです。4回目ですね。この回紹介するのは、『プロジェクトA』です。 おせいが人生で最初に衝撃を受けた作品よ。 『プロジェクトA』かよって、映画通ぶってる大○カ野郎、踏んづけてやる! 映画のために死ねる映画人が何人いるかしら? ジャッキー・チェンは、その1人よ! ジャッキー映画だからと、まだ観てない人、超有名な時計台のシーンだけでも観なさい! ハロルド・ロイドの『要心無用』を手本にした危険なスタントを3回もしてるのよ! ハリウッドならCGだと思うけど、あの頃の香港映画は生身なのよ。ジャッキーは生身なのよ!他にもクスクス笑いを随所に散りばめるジャッキー映画の真骨頂なのよ。 この映画が嫌いな奴とは映画を語りたくないわ! 真剣に観る映画じゃないけど、ながら見でもいいから、絶対に観なさい!  

『ロッキー』 (1977年日本公開)

おせいです。第3回目。今回紹介するのは、『ロッキー』。言わずと知れた名作中の名作よ。 主演・脚本のスタローンは一躍スター俳優になり、現実と虚構の両方でアメリカンドリームを体現した映画よね。 日頃の鬱憤が溜まっている方々は是非とも観るべき! でも、生卵の一気飲みや吊るしの牛肉を叩くのはマネしない方がいいわよ。 それから、このご時世、ビル・コンティのテーマ音楽には注意して。聞いたら、勝手に走らだしちゃうから!! 不要不急の外出は控えるようにって、言われるわよ!それでも、観なさい!!